院長ブログ

2024年6月7日

間食のとり方について

こんにちは。長野県松本市浅間温泉にあるとどろき歯科医院 院長の轟紀五です。

6月に入り、日中は暑く、朝晩は冷え込む日々が続いています。今年の夏も暑くなりそうですね。

とどろき歯科医院でもスタッフ一同体調管理に気を付けながら元気に診療してまいります。

 

さて、今回は前回予告した間食のとり方について詳しくご説明します。

虫歯にならないお口を作るための大切なポイントは

①歯磨きをすること

②毎日フッ素を使用すること

③間食を制限すること

の3つだと前回のブログでお伝えしました。

ではなぜ間食を制限する必要があるのでしょうか?

まず、虫歯ができるメカニズムをお話します。食事をするとお口の中には糖分がある状態になります。その糖分を虫歯菌が餌として摂取することで、「酸」が発生し、歯を溶かしていきます。しかし、唾液の作用によりお口の中が中性に傾くことで、「酸」によって溶かされた歯は時間をかけてもとに戻っていきます。つまり、お口の中に糖分があり、酸が作られる状態が長ければ長いほど虫歯になるリスクが高くなってしまうということです。

普段の3食の食事で摂取する砂糖などの糖だけでは、虫歯になるリスクは高くないと言われています。そのため、3度の食事以外のおやつの回数を減らす必要があると考えられます。

大切なことは

・ダラダラ時間をかけて間食しないこと

・間食は1回~2回までにすること     です。

間食の際に飴やキャラメルなど口の、中にとどまっている時間が長く、尚且つ砂糖がたくさん入っているものは要注意です。また、暑くなると熱中症対策としてスポーツドリンクを飲む方も多いと思いますが、スポーツドリンクにも砂糖が多く使用されているため、頻繁に摂取してしまうと虫歯のリスクは高くなります。

間食の回数については、0~3歳くらいまでは一度に多くの食事を摂取することができないため、午前と午後の2回間食をとる場合があるかと思います。間食回数を減らすのが難しい場合には、おやつの内容を砂糖ができる限り入っていないもの(例えば焼き芋やおにぎり、おせんべいなど)に変えていくといいですね。3歳以降はできれば間食は1回にしていくことがおすすめです。どうしても間食がやめられない場合のコツとしては、3度の食事の際に一緒に甘い物を食べることです!時間が空いてからまた糖分を摂取するよりは、食事と同じタイミングで摂取した方がお口の中が酸性に傾く時間が少なくて済みますので、間食はやめられないけれど虫歯は作りたくない!という方は試してみてください。

虫歯予防は日々の生活習慣を気を付けること、また定期的に歯科医師の診察を受けることで、早期のむし歯の発見や予防対策を行うことができます。
とどろき歯科医院では小さなお子さんを歯医者嫌いにさせない取り組みとして、”4歳以下向けのひざ上診療”を実施しています!
気になる方はお気軽にお問合わせください。

 

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