スタッフブログ

2021年7月2日

徹底解説!歯の根の治療って??

 

 

こんにちは!

長野県松本市浅間温泉 とどろき歯科医院

TCの木村です(^^)

 

本格的な梅雨が到来し、毎日ジメジメした日が続きますね。

暑いのは少し苦手ですが、早く梅雨が明けてカラッと晴れてほしいなぁ!!と願うばかりです。

 

今回は、歯の根の治療について詳しくご説明します。

「歯の根っこの治療をします」や「歯の神経の治療をします」と説明を受けたことがある方もいらっしゃると思いますが、

実際にはどんな治療をしているのかご存じですか??

歯は大きく分けるとエナメル質、象牙質、神経の三層構造となっています。

歯の一番内部には神経があり、それが通る管を「根管」と呼びます。虫歯が神経にまで及んでいるというのは、根管の中の神経が細菌感染を起こしている状態です。細菌が炎症を起こし神経が死んでいくときや、炎症によってできた歯の根の先の膿がたまりズキズキとした非常に強い痛みを感じることがあります。

 

このような状態になってしまったときには、根管の中から感染した細菌を取り除く治療をします。

専用の細い針のような器具を根管にさし込み、感染部分(死んだ神経)を少しずつ取り除いていきます。感染部分は歯の構造上100パーセント取りきることは不可能です。そこで器具では届かない部分の細菌を可能な限り減らすために根管内の洗浄と消毒を行います。注射器状の器具で消毒薬を根管内に行き渡らせ、削りかすなども除去していきます。その後、隙間に消毒薬を詰めて「仮づめ」をします。

 

 

根管の中は目では見えない部分であり、さらにとても複雑な形状をしているので難しい治療といえます。感染部分をきれいに除去するためには治療回数が多くなることもあります。そのため、仮づめの状態で放っておいてしまうと、仮づめがはずれたり劣化してまた細菌が根管の中に入り込んでしまう可能性があるので、必ず次回も受診してください。

取れる範囲の細菌を除去したら、次に根管の内部を埋める「根管充填」という処置をします。根管内の消毒薬を洗い流した後に充填材とゴムのステックを差し込むことで、残った細菌の活動を封じ込めるのと、新たに外から細菌が入ってくるのを防ぎます。この処置のあと土台を立てて仮歯を装着し、型取りをしたら最終のかぶせ物が入ります。これですべての治療が終了となります。

 

根の治療になると、最終のかぶせ物が入るまでに治療回数や時間が多くかかります。来院するのが大変だと感じることがあるかもしれませんが、せっかく治療を始めた歯がまた悪くなってしまえば、最悪の場合抜歯せざるを得ない状況になることもあります。大切な歯を守るためにも、ぜひ最後まで治療を受けてくださいね。

とどろき歯科医院では、このように大がかりの治療にならないように予防歯科に力をいれています。

健康な歯で一生、楽しい豊かな生活のサポートをさせて頂きます。

これから暑い日が続くので、熱中症などにも気を付けたいですね。水分補給を忘れずに、スタッフ一同元気に診療してまいります!

 

 

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